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特選ジャズアート
森上義孝 宮崎郁

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宇山恭平&宇多慶記カルテット
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宇山恭平、湘南のジャズファンで、この人を知らない人はいない…かな?。ジャズ・ギターの重鎮、湘南のボス・ギターの異名を持つこの人は、湘南ジャズ・フェスティバルの仕掛人としても知られている。そして宇多慶記…、日本有数のジャズ・オルガンの達人の彼は二つの顔を持つ。夜の顔はもちろん、ジャズ・ミュージシャン。そして昼間の顔は…有能なお医者様。エ!そういえば、どことなく落ち着いて、理知的。ふーん、でも聴診器をあて、病名を診断するとき、カルテとスコア、間違えないでね(かつて宮の上のライブのとき、このジョークで大爆笑)。

宇山恭平&宇多慶記カルテットは、この二人が互いに刺激しあってつくられたカルテットである。他のメンバーハヴァイブラホーンの藤井寛、ドラムスの公手徹太郎。ライブはそんなメンバーのそれぞれのもつ、持ち味を旨くいかした選曲により、演奏された。前半はウイスパー・ノット、ウォーター・メロンマン、サテン・ドール、ウエン・サニー・ゲッ・ブルー、そして最後は、ヴァグス・グルーブ。ギターのアンプの調子が悪く、小生はひやひやしていたが、そこは達人、うまくカバー(演奏)してくれてホッ。

そして15分の休憩。新宿のJバード・マン幸田さんではないが、恐れを知らない、ハスキーズGのオヤジは、8月22日、リリースされたばかりの宇多さんのCD(タッチ!)を宣伝。スイング・ジャーナル9月号の評論家の小川隆夫氏の弁ではないが、このCDはまさに正統派オルガン・ジャズ・トリオの演奏である。聴くべし!

後半はそのCDの中の曲、ラブからはじまり、ボサノバ風いそしぎ、バークス・ワークス、ローラ、そして藤井寛のヴァイヴをフューチャーしたゼア・リズ・ノー・グレイター・ラブを熱演。アンコールは40秒の公手のドラム・ソロ(思わず計ってしまいました)の後、オルガンジャズの名曲キャッツでこの日のライブを終えた。

先日、テロでニューヨークの世界貿易センターが破壊され、多くの人が亡くなったばかりで、本場ニューヨークではジャズを聴くどころではなくなってしまった。またなんとなく世界全体が暗い方向にゆこうとするなか、いつかまたジャズがニューヨークに流れ、平和を愛する世界中の人が、ジャズを心から楽しむことができる日のことを願わずいられない。ジャズは流行歌と違って、いつの日も、けっして色あせることはないのだから、かならずその日はくると信ずる。

2001年 9月 15日 ハスキー 加藤信吾

宇山恭平&宇多慶記カルテット
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