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特選ジャズアート
森上義孝 宮崎郁

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BACK NUMBER 2001年 12月
渋谷毅 essential ellington
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平成恐慌の師走。渋谷毅が茅ヶ崎にやってきた。師走のハスキーズG、渋谷毅のエリントンのクリーンで美しいサウンド、ソリチュードやクレオール・ブルースが流れると、会場は、10月初めからの熱心な予約客等、50人近くが、目をつぶって聴き惚れる。

渋谷毅、1939年11月3日生れ、63年にジョージ川口のビック・フォーに入団。76年に自己のトリオを編成、以降数々のCDのリリースや、作編曲を手掛けてきたジャズピアニストである。

12月9日(日)当日のライブは、78年からバッキングをつとめている浅川マキの大坂公演から直接、茅ヶ崎に、マネージャーさんといっしょに来訪。メンバーの松風鉱一(fl,as,bs)、峰厚介(ts)、関島岳郎(tb)、ゲストの清水秀子(vo)等と軽くリハの後、本番を迎える。淡々とした渋谷のエリントン・サウンズは、ベースやドラムスの代わりに、チューバを起用し、松風鉱一、峰厚介等3管とピアノで、エリントンのやわらかなサウンズを奏でるという特殊な編成。

それは、ベース、ドラムスを起用した、アート・ブレイキーに代表される4ビートのコード進行を期待するジャズ・ファンには、ちょっと物足りないかもしれないが、夜空に宝石をちりばめたような星空のイメージ、華麗な渋谷流のエリントン・サウンズは、心底聴衆をリラックスさせる。そう、CD「SO QUIET」(廣木光一とのデュオ)もそうだが、このessential ellingtonも、人間の心の奥底にある、心静かな、やすらぐものへの憧憬、それを満たす、ヒーリング・ジャズといっても過言ではない。ライブの終了後、渋谷毅はうまそうに、ビールを一杯飲み干し、街路樹にイルミネーションが飾られた、師走のクリスマスをひかえた茅ヶ崎エメロードを後にした。

2001年 12月 9日 ハスキー 加藤信吾

渋谷毅 essential ellington
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