4時30分頃到着、ドラマーのアレックス・リールがドラムを組み立てて、アッと息を飲む。スネアー・ドラムがない。いそいで近所の楽器屋さんに問い合わせるが、ない。3件目で平塚の某楽器屋さんでようやく借りることとなり、付き添いの方にとりにいってもらう。よかった。来日初日とはいろいろあるものである。

いつもより遅めの7時30分、ヨーロッパ最強のピアノ・トリオの演奏が始まる。曲は前作CD「ロンリー・ワン」、そしてニューCD「シャレード」の中の曲が主であるが、どの曲も華麗で美しい。アッというまの2時間30分であった。そしてハッシャ・バイ、ラウンド・アバウト・ミッド・ナイトで演奏が終わると、場内拍手の嵐であった。

CDのサイン会も終わり、私は「ピアノも会場もベリー・グーね。」といってくれたヤン・ラングレンと固い握手を交わし、「シー・ユー・アゲイン」（おいおい、英語話せるのかよ？）と再会を約束するのであった。チャン・チャン。

2002年　5月　22日　ハスキー 加藤信吾