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BACK NUMBER 2003年 4月 村田浩&ザ・バップ・バンド | →最新のLive Report →BACK NUMBER |
村田浩を評して、人はバップの伝道師(プリーチャー)という。村田浩は、今年還暦(60歳)をむかえる。今年、バンド活動28年を迎えるわけだから、ほぼ人生の半分をバップに捧げてきたことになる。バップにこだわり続けてきた村田が、昨年リリースしたCD「be"Bop"」、ハスキーズギャラリー3度目の村田浩&ザ・バップ・バンドのコンサートは、今忘れかけられようとしているジャズの楽しさ=ビー・バップそのものであった。 クリフォード・ブラウン、リー・モーガンが生きたジャズ黄金時代は遠いかなたへと時間は経過しても、村田の音楽は、それを見事に蘇らせる。ちまたでは天草四郎をイメージした「魔界転生」という映画がはやっているが、彼がかたくなまでにこだわるTP、AS2管によるクインテットは、まさにバップ転生、1950年代のジャズ黄金時代であった。 当日は午後4時集合の30分前に村田はギャラリーに到着、だれもいないギャラリーで一人黙々TPを吹く彼に、私は剣の達人を見る思いであった。ステージは1部、2部を通じ、CDの全曲、CAROL'S INTERLUDE、PENT UP HOUSE、CARACAS、THESE FOOLISH THINGS、WEE DOT、DARN THAT DREAM、SWEET CAKE、IT'S YOU OR NO ONEを彼が日本で一番すごいと評するAS沢田一範、そして彼の薫陶を受けたバップ・ミュージシャン、管大郎(P)矢野伸之(B)宮岡慶太(DS)等と演奏すると聴衆は、エクセレント! そしてアンコールは、彼が映画少年であった小五、小六の時代、横浜駅近くで見た黒人のラッパ吹き(ルイ・アームストロング?当時70円で映画は3本見れた)に敬意を表した曲、聖者の行進で伝道師によるミサ(コンサート)は終了した。バップよ永遠なれ、世の中暗くても、バップがあればそんなに捨てたもんじゃないぜ、バップで楽しくいきようぜ。ほんとバップって楽しいものなんですね、村田さん。それでは今夜はこのへんで、サヨナラ、サヨナラ。 2003年 4月 29日 ハスキー 加藤信吾 |
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