BACK NUMBER　2004年　7月
ボブ・ロックウエル
ギャラリー・ジャズ・コンサート

お待たせしました。ヨーロッパ最高のテナー、ボブ・ロックウエルが来日初日にハスキーズギャラリーにやってきた。3年くらい前の横浜ジャズプロムナード、帰りに寄ったビター・スイートというジャズ喫茶で、はじめてマシュマロの上不さんに紹介をうけたっけ。覚えてるかなぁ？おそるおそる下手な英語で聞いてみる。オー！ナイス・ツ・ミー・チュー！うれいかった。あのときはデンマークジャズオーケストラの一員としての来日だった。今日は主役、そしてピアノはとってもスインギーなキャスパー・ヴィーヨーム、ドラムス大坂昌彦、ベース荒巻茂生、最高のメンバーだ。
一部はYesterdays、A Yong Man With a Horn、Black Jack、そして最後はAngericaを緩急自在に、ときにハードに、ときにエモーショナルにうたいあげるロックウエル。マイクを使わず、よくとおる声でMCをするロックウエル。さすがベテラン、お客をあきさせない。さすがである。
15分の休憩の後二部。Three Little Words他3曲の後、アンコールはBye Bye Blackbird、観客の手拍子に、ロックウエルのテナーがロリンズばりに上下する。まさにバッパー、そして真夏の夜のハスキーズギャラリージャズは終わった。次の再会を約束して。

2004年　7月　28日　ハスキー 加藤信吾

↑ボブ・ロックウエル