BACK NUMBER　2005年　1月
井上信平　ギャラリー・ジャズ・コンサート

2005年、新春ジャズの仕事初め「first take」は日本のジャズ・フルートの第一人者、井上信平だった。「19歳のときアメリカに渡り、20才代はJAZZの先例を受け、今ではいろいろなジャンルの音楽を演奏しますが、ぼくのルーツはやはりジャズなのです。」
井上は、CD「first take」でも書いているが、昨年夏のボサノヴァの中村善郎のときと違い、ピアノ秋田慎二、ベース鳥越啓介、ドラムス吉岡大輔と若く、生きのいいジャズミュージシャンのサポートを得て、4ビートを中心としたスリリング、かつファンキーなライブであった。
ユニットは4時集合から、ライブのはじまる直前まで、リハーサルを重ねていた。オープニングのハドソン・パーティや井上が心の師と仰いだ故ハービー・マンのカモ・ア・ベイビー、ショック・ツ・バブ、デノラ・デノラ等ときにオリジナルを交える演奏に、観衆は自然に手拍子がで、最後にアンコールの拍手に答えて演奏したバラードのジュピターに、お客様は大満足。

2005年　1月　22日　ハスキー 加藤信吾

↑井上信平