BACK NUMBER　2005年　5月
小池純子プレイ・チャーリー・パーカー・ジャズ・コンサート

悲しいライブとなってしまいました。湘南ジャズフェスティバル実行委員会顧問、茅ヶ崎ジャズクラブ会長の熊澤實氏がライブ直前の5月11日突然逝去されてしまった。チャーリー・パーカー没後50年の今年、私は5月14日（土）の「小池純子・プレイ・チャーリー・パーカー・フューチャリング・池田篤ギャラリー・ジャズ・コンサート」を誰よりも、会長に聴いてほしかったのに。残念で言葉もありません。 今を去る31年前、はじめて茅ヶ崎ジャズクラブにいれていただき、以来本当にお世話になった大恩人でした。
ライブは誰よりもパーカーを敬愛する小池純子をリーダーに、オーニソロジー、アンソロポロジー、コンファメーション…5月2日の鎌倉芸術館の没50年チャーリー・パーカー・ビッグバンドコンサートでも主役を演じた池田篤のサックス、原大力のドラムス、嶋友行のベースでホットに演奏され、まさにメモリアル・コンサートでした。
しかし、私が一番印象に残ったのは、アンコールで常連のKさんリクエストのラバー・マン、直訳すると『優しい人』。私にとってのラバーマン熊澤實氏は天国に旅だたれました。いつか私も行きますよ。そしたら熊田さん、西浦さんをさそって、天国でいっしょにまたパーカーを聴きましょう。合掌。

2005年　5月　14日　ハスキー 加藤信吾

↑小池純子