BACK NUMBER　2005年　11月
ウィリアム・アッシュ・ジャズ・コンサート

午前中雨、しかし午後晴れ。朝日新聞に過日、ニューオリンズ復興キャンペーンをやるという記事が大きく掲載されたことからたくさんの新しいお客様に来訪していただきました。午後3時、今、沼津だけど、東名で、ちょうど4時頃、着くよという電話あり。土曜日でもありちょっと心配しながら、今夜の準備をすすめる。午後4時30分、メンバー一行（ウィリアム・アッシュ、ブレント・ナッシー、小林陽一）到着。一安心。小林氏に、前茅ヶ崎ジャズクラブ熊沢会長、いっしょにニューヨークにいった内海氏が亡くなることを伝える。しばし、カウンターの写真に手をあわせる。
ライブは、予定通り6時30分よりはじまり、アッシュは新CD「セニーサ」より「オーバー・ザ・レインボウ」などスタンダードとともに、ラブレイス、ウエスト・コースト・ブルースなどのオリジナルなどとりまぜ、1時間2ステージを、ウエス・モンゴメリーばりのフィンガー・ピックの素晴らしいテクニックの技で観客を魅了した。また、明るいアップ・テンポのニューオリンズのセカンド・ラインをイメージしたスイート・ジョージア・ブラウンは、ニューオリンズ復興を掲げる当夜のライブに心ばかりのサービスか？
そしてハイ・ライトは亡き熊沢実前茅ヶ崎ジャズクラブ会長のリクエスト「サマー・タイム」であった。サッチモとエラのサマー・タイムとはだいぶ違うが、ミュージシャンが心をこめて演奏した曲に、茅ヶ崎ジャズクラブの熊沢さん、内海さんも、きっと天国で満足してくれたに違いない。合掌。

2005年　11月 12日　ハスキー 加藤信吾

↑ウィリアム・アッシュ