BACK NUMBER　2006年　1月
アキコ・グレース・ジャズ・コンサート

昨年6月、アキコ・グレースの所属する音楽事務所が、7月8日、東京国立博物館・表慶館で初のソロ・コンサートを行うチラシを送ってきた。丁度、本田竹広・ソロ・コンサート終了直後でもあり、新年はこれだと思って交渉した。2006年初夢企画（ん？）ハスキー企画の第一弾である。
グレースは3月に初のソロ・アルバムを作る企画もあり、このコンサートにすごく意欲的であった。1部はマイ・フェイバリット・シングス」からはじまりオリジナルのアクア、ドリーム、そして最新CD「フロム・オスロ」よりニュー・ムーン、Cジャン・ブルース、新世紀と、キース・ジャレットを思わせる綺麗なピアノ・ソロを聞かせてくれた。
2部は、お客様よりお題拝借で即興で曲をつくるという離れ技を披露！とりあげてもらったお客様は、新年のいいお年玉になったに違いない。アキコ・グレースはもともと東京芸大の作曲科出身であり、そのオリジナリティあふれるピアノ曲はまさに人をひきつけずにおかない。2部の圧巻は、そんなグレースのオリジナル、パラドキシカル、ス、ス、すごい！そしてコンサートの最後は、サン・ライズ（初日の出）と正月らしい曲でしめるあたり、「ん！おとなになったね、あきこちゃん」と思う今日この頃のオヤジであった 。

2006年　1月 15日　ハスキー 加藤信吾

↑アキコ・グレース