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特選ジャズアート
森上義孝 宮崎郁

   

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BACK NUMBER 2006年 4月
サムライ・ビ・バップ・ジャズコンサート

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ピアノを調律していた4月8日(土)昼、一転にわかにかきくもり、遠雷とともに、すさまじいスコールが降った。これからはじまるサムライ・ビ・バップ・ジャズ・コンサートのプロローグか?三匹のサムライが揃った6時30分。コンサートは納谷嘉彦のオリジナル・リバーサイド・ブルースからはじまった。スタンダードのマイシャイニング・アワー以外は、納谷嘉彦、大坂昌彦(ds)、俵山昌之(b)のオリジナル中心のライブであったが、圧巻は2部の最初の曲「白うさぎ」、この曲、ピアノの納谷のふるさと秋田の童歌からヒントを得て作曲したとのこと。昔、縄跳びで「お嬢さん、おはいんなさい」って歌あったでしょう。あのフレーズのリフレインをリーダー納谷がピアノを打鍵すると、こ気味いいビートを名手、大坂がきざみ、俵山が後を追っかける。とても印象深い曲でした。また、ベース俵山の作曲したキース・ソングはいかにも繊細でナイーブな彼らしい美しい楽曲。サムライ・ビ・バップというグループの特徴は、個性ゆたかなジャズ界の三人のサムライ・ジャズといったところか。最後アンコールの「上を向いて歩こう」もよかったですよ。

2006年 4月 8日 ハスキー 加藤信吾

サムライ・ビ・バップ
↑サムライ・ビ・バップ

 


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