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BACK NUMBER 2007年 2月 | 最新のライブレポートに戻る→ BACK NUMBER→ |
まだハスキーに来てない大物ジャズピアニスト?の一人、椎名豊のライブ・ブッキングは私にとって夢だった。特に彼と昨日ニューヨークから来日したマーク・テーラとの共演も楽しみ。ライブはベース村上信、ドラマーの紹介の後、サム・ジョーンズのビター・スイートからはじまった。椎名の巨体から繰り出される繊細な和音、そんな和音も「マークのドラムはどんな小さなピアノのタッチも、マイクなしに対応できる世界一のドラマー」の紹介のとおり、けっして前のりでリズムをたたくのでなく、繊細なピアノタッチを100パーセントいかしたこぎみのいいドラミング、ブラッシュはここちよい。一部は他に椎名がニューオリンズでレコーディングした時のご当地の風景をイメージしたオリジナル「グロー・オブ・ザ・サン・セット」、ジョージ・ガーシュインの「ストライク・アット・バンド」、オリジナル「イン・ザ・タスク」、そして圧巻は、ピアノをまさに打楽器として演奏したミンガスの「ナウ・ビ・イエス」、かくも激しく、まさに情念をピアノの鍵盤にたたきつける椎名の音が会場に響き渡る。そして10分の休憩の後、2部は椎名のオリジナル中心に演奏が繰り広げられた。「サマー・ミスト」、「リバー」、曲のタイトルのいわれを懇切丁寧に説明する椎名のサービス精神は旺盛。ちなみに「サマー・ミスト」はスマップ・ゴローの人気TV「ゴローズ・バー」のテーマだって。今度みなくちゃ。また「リバー」は、食べ物に例えると「カスピ海ヨーグルト」、素朴でモダンだってこと。読者の皆様は「カスピ海ヨーグルト」はお好き?そしてアルコールはリチャード・ロジャースの「Where or When」、私はボーカルのペギー・リーでこの曲を覚えたが、椎名トリオが弾くこの曲は、まさにジャズ好きを満足させる一曲であった。 2007年 2月17日 ハスキー 加藤信吾 |
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