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BACK NUMBER 2008年 11月 | 最新のライブレポートに戻る→ BACK NUMBER→ |
ライブは「エヴァネッセンス・オブ・サクラ」から始まった。直訳すると「さくらの無常感」という意味らしい。十六夜、ハラハラと散り行く桜の無常の美を彼女のピアノ・プレーは表現する。ベース「チュン・チュン」こと鳥越啓介、ドラムス池長一美とのコラヴォレーションに、至上の芸術性を感じた。「ハウ・ディープ・イズ・オーシャン」、アービン・バーリンのスタンダード曲を彼女が弾くと、新鮮でより美しく響く。当日ピアノの調律を手がけたM氏も絶賛!ライブは彼女のオリジナルを中心に、ご存知ロリンズの「ドキシー」「オータム・リーブス」クラシックの「トロイメライ」へと…。まさにCDのタイトル「グレースフル・ヴィジョン」へと観客を誘う。私は特に彼女のオリジナル「シルバー・ムーン」その美しい音色に心惹かれた。ライブは緩急自在の彼女のピアノ・プレイの見事さ、ジャズが即興芸術というなら、彼女はそんな即興芸術を極めたいという執念、トロイメライのピアノ・プレーに見られる、聴くものすべてをなごます美しいグレース・サウンズ、それこそが、今回10枚目を数えるCDリリースであり、茅ケ崎コンサートだったと思う。 2008年 11月7日 ハスキー 加藤信吾 |
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