BACK NUMBER　2012年　11月
福居良　ジャズライブ・リポート

北海道の大地が生んだピアニスト福居良、伝説のファーストアルバム“Scenery”、そして1977年の「メロードリーム＋1」「Ryo Fukui in New York」瀬下茅ヶ崎ジャズクラブ会長から借りて聴いてみた。まず聴きやすい、そしてメロディが美しい。今回のライブ　会長の是非の一言ではじまった。リズム・セクションベース金子健、ドラムス横山和明とのコラボもばっちり。そして札幌スローボートのハウス・シンガー玉川健一郎とのライブは午後3時よりマイ・フーリッシュ・ハート、マイファニー・バレンタイン、オール・ザ・シングス・ユー・アー等をインストで、時に玉川のボーカルをいれておこなわれた。きわめつけは、エヴェリン・ブレーキーの彼女の糖尿病をきづかいインゲンマメを食べるようすすめるためミキサーを送った日本人のやさしさに感動して創られたという「いんげん豆ブルース」。玉川健一郎の伸びのある声、観客に「インゲンマメ」とシャウトさせる愉快なパフォーマンスが観客をなごませた楽しいライブでした。

2012年　11月10日　ハスキー 加藤信吾

↑福居良