BACK NUMBER　2007年　8月
安井さち子　コンサート

ライブの日は暑かった。JRで人身事故があり、午後2時に集合に遅れると安井さち子から電話が入る。ベースの佐瀬正とドラムスのジーン重村はリハ準備をして手持ちぶさたに主役を待つ。午後3時、主役登場。安井は明日から3枚目のCDレコーディングでNYに旅立つ前の忙しい時期の来茅であった。ライブは午後4時、彼女のオリジナル　スイート・サン・ダンスからはじまる。ノリのいいピアノである。ギャラリーのピアノ調律師の宮崎さんも絶賛！前半ライブは他にラテン・リズムにアレンジしたコール・ポータの名曲ラブ・フォー・セール、オリジナル　イン・ザ・スモール・モーニング、ジャック・イン・ザ・ボックスを演奏。ジャック・イン・ザ・ボックスとは「びっくり箱」という意味で、次回のレコーディング曲だそうだ。
15分の休憩後、セカンド・ステージはザ・ドルフィン、ジミー・スミスの名曲　キャット、レフト・アローン、シダー・ウォルトンのウゲツを演奏。そしてアンコールは彼女の熱心なファンのリクエストに答え、彼女のオリジナル　サンド・ストーンでこの日のライブは終わった。サンド・ストーンはファースト・アルバム「タッチ・オブ・フォーチュン」挿入曲で、私も耳だこの好きな曲である。特に安井の高速ピアノによるリフレインではじまるイントロが心地よい。次回はCDレコ発か？ぜひまた聴きたいピアニストのひとりである。

2007年　8月19日　ハスキー 加藤信吾

↑安井さち子