HUSKY'S GALLERY TOP
↑TOP
informationlinkbbs
特選ジャズアート
森上義孝宮崎郁

  

live report 

BACK NUMBER 2009年 1月
川嶋哲郎4 ジャズコンサート

最新のライブレポートに戻る→
BACK NUMBER→

天才ジョン・コルトレーンは、かつてマッコイ・タイナーを「マッコイとの共演は、よく似合う素敵な手袋をはめるようなものだ。」と評価し、彼との名プレーを展開し、歴史に名を残したが、川嶋哲郎と彼のユニットのピアニスト田中信正の関係もそれに似ていると感じたライブであった。
川嶋と田中の火花を散らすスリリングで心地好いインタープレーは、ベース安田幸司、ドラムス長谷川学の確かなバッキングにより、聴衆だけでなう、演奏しているプレーヤー自身にも音楽的満足感を与えうる高度で格調高い演奏へと昇華し、われわれを感動させる。ようするに安心して聴けるということだ。
ライブはCD「AIKA」より1部はVEGA、YOU MUST BELEVE IN SPRING、そしてDマイナーのタイトル曲AIKAが、2部は川嶋が空港の滑走路をイメージして作曲したRUN WAY、とても聴いていて心地好い。そしてシャンソンの名曲「暗い日曜日」、彼は曲の説明する。「これは自殺ソングです。家に帰ってみたら恋人が死んでいた。私は窓をあけて涙を流す」と。そんなシリアスな曲も一方で感情豊かに、しかしアドリブでジャズに彼自身の解釈でまったく違う曲として演奏するあたり、さ・す・が!EASY LIVING、MAESTROMと彼のオリジナル、スタンダード交互に演奏した。客が満足するライブとは、彼は言う「いい曲をふいているときが一番楽しい」と。そう、演奏者がプレイしていて満足感がある演奏ならば、その思いは必ず聴衆に伝わるものだと私は思う。アンコールはフルートに持ち替えての「ふるさと」。とても郷愁をさそういいプレーだったと思う。

2009年 1月18日 ハスキー 加藤信吾


↑川嶋哲郎4


HomeInformationLive ReportHusky's LinkHusky's BBSMoriueMiyazakiJazz ArtC-Post

HUSKYHUSKY'S GALLERY
〒253-0044
神奈川県茅ヶ崎市新栄町1-1YAMAJIビル6F
TEL:0467-88-1811 FAX:0467-88-1365
E-MAIL:kato@huskys-g.com
JR茅ヶ崎駅北口
徒歩1分
map