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特選ジャズアート
森上義孝宮崎郁

  

live report 

BACK NUMBER 2009年 2月
安保徹 ジャズコンサート

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ハスキーズギャラリーのライブリポートを書いて久しい。安保徹はたしか太田寛二5のテナー・プレイヤーとしてのギャラリー・ライブ演奏が最初だったと記憶している。野太いコールマン・ホーキンスをおもわせるビーバップテナー、デキスター・ゴードンにあこがれてこの世界に入った安保は、けっして派手ではないが、親しみとジャズの楽しさを十分感じさせてくれるプレイヤーである。
そんな彼がひさしぶりにCDを出したので出演させてくれという。昨年の晩秋のことだった。新CD「LIVE AT BASH AGAIN」 は1998年の東京六本木のライブ録音「LIVE AT BASH」のリメイク版ではあるが、当初録音にないLOVE COME BACK TO ME、ANTHOLOPOLOGY、そしてIF YOU COULD SEE ME NOW、HUSH A BUY等を入れて2枚組。な・な・なんと3200円 とおとく盤だ。しかし値段の安さ以上にライブ録音を自分の代表作のひとつとして世に問いたいという彼の意気にかんじた。ライブ当日も、彼はオリジナルを含め、このCDの挿入曲中心に演奏したが、さすがベテラン、ピアノ佐伯賛平、ベース佐々木悌二、ドラムス村田憲一郎とのコラヴォレーションの中でバラードプレーヤーとしての安保の価値を十分堪能できる価値あるライブであった。彼のその巨躯からくりだすテナーの音色は、寒い冬の暖炉の火のように聴くものの心にあたたかさを感じさせ、染み込んでくる…。彼はスタンダードの演奏について「カヴァーするのはその曲を演奏したミュージシャンの精神だ」というが、まさにジャズ評論家野川香文の一言「ジャズに名曲は無し あるのはただ名演奏のみ」の言葉通り、和製デクスターゴードン安保ジャズを楽しませてくれた。

2009年 2月15日 ハスキー 加藤信吾


↑安保徹


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